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世界中で高齢化が進んでいます。特に整形疾患は高齢者に多く、ADLを急激に変化させるため、地域での生活を支えるために欠かせない分野です。
当院の整形外科医は島根大学から常勤医1名と外来診療のフォローとして非常勤医を派遣していただいています。
当院の整形外科の特徴として内科医との連携があります。患者さんの高齢化に伴い一人の患者さんが複数の疾患を抱えていることが当たり前になりました。骨折で入院になり、基礎疾患の糖尿病や心不全が悪化するケースも珍しくありません。当院では整形外科入院患者に内科医が主治医チームとして加わり、内科疾患のコントロールを行うシステムがあります。多くの科の医師が診療に参加することで、整形疾患で入院になったとしても基礎疾患を悪化させることなく、早期に退院できるようバックアップします。
主な診療業務としては、年間およそ170件(令和2年度実績)の手術と入院、外来診療に従事していただきます。適切な医師数は3名と考えており、整形外科の高い専門能力を持ち、地域医療に熱心な先生の応募をお待ちしております。
現在、内科系医師は消化器、循環器、神経内科、在宅ケアを専門とした先生たちで構成されています。
応募していただきたい医師の一番の条件は「地域医療に熱意のある医師」です。専門分野は特に問いませんが、呼吸器内科、神経内科、内分泌内科の医師は優先されます。それ以外の専門の先生であっても、ぜひご検討ください。おすすめは内科医として独り立ちした卒後10年目から15年目くらいの先生です。
当院の規模の病院では、医師はそれぞれ専門分野を持ちながらも、日々の臨床の半分は総合診療です。当院では科と科の間の垣根が低いので様々な症例を経験することができ、総合診療能力を高めたい先生におすすめです。
当院では2019年から訪問診療を開始しました。現在、計画的に業務を拡大しており、2025年には200~300人程度の患者数を目指しています。
当院が他の医療機関と大きく異なる点は、入院から在宅までをシームレスに診療できることです。在宅で具合が悪くなっても緊急入院を行い、当院で継続して診療することができることから、病院診療と訪問診療の両者のメリットを活用することが可能です。
また在宅ケア科であっても、訪問診療だけではなく、元来の専門分野をお持ちであれば、一週間のうち数日はその分野の診療に時間を使うことも可能です。専門分野の診療を継続しながら、訪問診療を行ってみたい先生にもおすすめです。
当院は、急性期病棟・回復期リハビリテーション病棟・地域包括ケア病棟・療養病棟を備えたケアミックス型の病院です。回復期リハビリテーション病棟40床は平成20年に、地域包括ケア病棟50床は平成29年に、急性期病棟から転換し、回復期リハビリの充実を図ってきました。また、令和元年には訪問リハビリテーションを開始し、急性期から在宅まで、切れ目のないリハビリテーションの提供を行っています。
しかし、リハビリテーション科の医師は非常勤のみであり、整形外科や神経内科の先生が主体となって、22名(PT:12名、OT:7名、ST:3名)の療法士と共に頑張っているところです。回復期リハビリテーション病棟の管理(脳血管障害中心)が中心となりますが、内科・整形外科・泌尿器科・外科などの高齢入院患者も多いことから、嚥下障害や栄養障害への対応でも専門性を発揮していただけます。
当院のリハビリテーション科を担っていただける、熱意あふれる先生を待ちしています!
〒691-0003 島根県出雲市灘分町613番地
(初診)08:30~11:00
(再診)08:30~11:30
(初診)12:00~15:00
(再診)12:00~15:30